2011年11月16日水曜日

新酒

ボージョレヌーボーの時期がやってきました

今年は例年に比べ、すでにたくさんの予約を頂いております
本当にありがとうございます

アイテムによっては売り切れの場合もあるかと思いますが、ご容赦ください


今年収穫されたブドウから造られた新酒です
2011年を振り返りながら、味わってみて下さい

2011年9月26日月曜日

トスカーナ注目醸造家のおくるロゼ

明るいピンク
バラや赤い果実、トロピカルフルーツ、柑橘類などの親しみやすい甘い香り
フレッシュな果実味と綺麗な酸味
程よいボディ感も感じられ、非常にバランスの良い味わい

それにこのアートラベル! ジャケ買いする人もいるくらい・・・
秋の夜長にぴったりの美味しいロゼワインいかがですか?



カザマッタ・ロザート   ¥1,358

2011年9月15日木曜日

アロマティックなワイン

秋の筈が、まだまだ暑い...

こんな日は、ニュージーランドのソーヴィニヨンブランをご紹介します

まだまだ歴史は浅いですが、その安定した高い品質と香り高くオリジナリティに溢れる魅力、低価格で抜群の美味しさ! 今や世界で人気のワインです

ティンポット・ハット マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン        ¥1,629      
 


感じる香りの要素はというと・・・・
洋ナシ、パッションフルーツ、ブリオッシュ、花のブーケ、青い摘みたてのハーブなど、
フランスのソーヴィニヨンブランとは違い、温暖な気候独特のニュアンスに溢れています♪

ティンポットハットはとってもバランスがよく、ハーブの香りも強すぎず、値段も安め!
青野菜を使ったサラダ、白身魚のグリル、お刺身など、料理も幅広く合わせられます
いやぁ素直に美味い、いいワインにまた出会いました♪

2011年9月5日月曜日

ブルゴーニュのワイン

皆さんはコーヒーはブラック派ですか?、カフェオレ派ですか?

いきなりですが、これはワインをあまり飲まれないお客さまに、好みをお聞きするときにつかう質問です

フランスには大きく言うと、ボルドー、ブルゴーニュと、二大ワイン産地があります

ブラックならボルドー、ミルクで割った方が好みならブルゴーニュが口に合うということなんですが、あくまでタンニンや渋さでの観点なので、人によっては違う事もあります...

簡単に言えば、ワイン入門は苦みの少なく、スムーズで滑らかなブルゴーニュになりますが、
年を重ねる上で味覚も変化し、苦みを美味いと感じるようになりますから、あくまで参考程度に!




ブルゴーニュは、フランス南西部ボルドーと並び称され、世界で最も有名なワイン産地の一つ


他の産地と大きく違うのは、ワインを単一品種の葡萄を作ることです
南北に細長いので、さまざまな気候と、さまざまな作り手の個性がワインに大きく反映される地方でもあります

多種多様なワインが作られるなかで今日はピノノワールに絞って、2種類を紹介します



ヴォルネイ 2004

               3,772円 

ヴォルネイに5世代続き厳格なリュット・レゾネを実践するドメーヌ。
ラズベリージャムの様に濃密な果実を想わせる香り。
絹のようにまろやかで、複雑で味わい深く、長い余韻も印象的。





モレ・サン・ドニ 2008
             4,458円  


 モレ・サン・ドニ村の名家ピエール・アミオ。
果実のピュアな味わいがきれいに表現され、品が良く、エレガントで美しいワイン。
つややかで雑味のない澄んだ味わい。


 
 
 
このほかにも、多数ブルゴーニュワインを揃えております
飲み頃を迎えるワインも多数ありますので、この機会にぜひどうぞ♪

2011年8月30日火曜日

シノン


8月もあと二日で終わり
今日で夏休みが終わりのうちの子は、宿題やってなくて焦ってます・・・

地元ではもうすぐ、敦賀祭り
そうなるともう秋だな~って感じがしますね

もう少し涼しくなれば、ワインも美味しい季節です
先行して、今日も一本紹介します


シノン レ・パンセ・ド・パリュ ルージュ 2008        ¥2,229

美しい果実味と飲み応えの有るシノン。
カシス、ブルーベリー、ビターチョコ、カラメルなどを想わせる芳醇な香り、それらをいきれいに包む接妙の樽感、滑らかでフィネスのある喉越しと、果実味を残す長い余韻が楽しめます。

フランス(ボルドー、ロワールなど)、イタリア、新世界など、幅広く利用される国際品種、カベルネフラン種:100%の赤ワインです。
スペインの“ドミニオ・デ・アタウタ”で大きな成功を収めた醸造家が、実家のロワール地方、トゥーレーヌで立ち上げたワイナリーからのこのワインは、品種個性でもある“青臭さ”は無く、チャーミングな果実味に、程良いタンニンや樽熟成のニュアンスも上手くバランスした、魅力的な赤ワインとなっています!



醸造家ベルトラン・スルデ氏はまだ34歳・・・こんな良いワイン作るなんて!!
同世代として、いい刺激を受けさせて頂きました

2011年8月4日木曜日

BBQのお供に

先日、家族ぐるみで仲良くしてもらっている人達が集まって、バーべキューでした!!
みんなでワイワイ、やっぱり楽しい、ビールも美味しい!

子供らは食べるのもそこそこに、遊ぶのに夢中で、走り回る走り回る・・・

最初は僕も、「食べな~」って注意するんですが
気付けば、ノリノリで子供総勢8人と一緒に鬼ごっこをしてしまいました~

ちょっとした保育士気取りで笑


その日はビールやチューハイでしたが、ワインでもアウトドアにぴったりのものあるんです



シャトー・ラ・フランシェ アンジュー・ルージュ 2004                1,838円



 
シャトー・ラ・フランシェは、フランス・ロワール川を正面に、真南に向かって広がる、アンジュ地区にある小規模ワイナリー
 

葡萄品種は、カベルネ・フラン100%


香りは、完熟したベリー、青さのあるスパイシーな香りが強く、後から洗練された、ハーブ、煙草・・・


味わい的には、口当たり滑らかな果実味、ドライでしっかりしたタンニンと、高いアルコール感


樽を一切使用していない為、余韻は軽く、濃さの
割には飲み易く仕上がっています




カベルネ・フランは通称「ベジタブルフレーバー」といわれ、青野菜の爽やかな香りが特徴で、
しっかりとした骨格がありながら、気取らず誰にでも好まれるテイスト♪

お肉や野菜をみんなで楽しく食べる、バーベキューに最適なワインです!


グイ飲みグラスで、子供はブドウジュースで、みんなで乾杯!!

2011年8月1日月曜日

ライチ&スパイスなワイン

いやあ、暑い日が続きますねえ
みなさん節電の夏を如何お過ごしでしょうか?

最近は仕事が終わると、水のシャワーを浴びてから晩酌をしてます
これがさっぱりすっきりで、いいんです

つめたく冷やしたこのワインがあれば、もういうことなし!


ドメーヌ・ストフラー ゲヴュルツトラミネール 2009

(写真は、2007年)       ¥2,835





香りは、熟したライチやグレープフルーツ、白くて大きな花
香り全体にパワフル感がある
ミントのようなハーブ的ニュアンスと、ほのかに生姜やスパイス
乳酸発酵由来のまろやかさ、ナッツやヨーグルトのような香り

味わい的には、まず果実味が広がり、
酸味と多少の苦味がきいていて、とてもバランスがとれている
キレのある酸、すっきりとした後味

ハーブを使った豚肉料理や、ソーセージ、
焼き鳥の塩や、エスニック料理なんかと相性抜群です!

休みの日の午後なんかに、優雅にあけるのも良いですね
うーん、そんな生活送って見たい・・・

2011年7月19日火曜日

次郎の旨い白ワイン





                     ドメーヌ・ラトゥール・ジロー ブルゴーニュ・シャルドネ 2006

                                            白・辛口 シャルドネ100%  2880円

 
黄金がかった淡いレモンイエロー。オークやバニラ、燻香、ヘーゼルナッツの香り。柑橘類、洋梨やカリンのコンポート、黄色い花、オレンジピール、カルダモン、アニス、シナモン、火打石、スモーキーなミネラルのニュアンス。キャンディのようなほんのりと甘い香り。アタックはソフトでなめらかな質感。とろりとしたオイリーさ、リッチなボリューム感。果実味は濃密でエキス分に富み、ミネラルに溢れ、グレープフルーツや洋梨、アニスを思わせ、樽の要素がバランスよく溶け込んでいる。アフターには心地よいほろ苦さと酸の余韻。広域のAC.ブルゴーニュにして、格上のムルソーを思わせる抜群のコストパフォーマンスを誇る。




・・・日本では男性の名前のようですが、フランスでは、タローやジローという姓があります

太郎さんや次郎さんは、フランスで自己紹介すると、冗談かと思って信じてくれません

ちなみにフランス語で、山本というと⇒Y'a ma moto (il y a ma moto)⇒僕のオートバイがある

ひどいのは、岸ふみえというと⇒Fumier qui chie⇒肥溜めにウンコする・・・・

全国のきしふみえさん、ごめんなさい

2011年7月11日月曜日

夏=ビール

本格的に夏が到来し、連日暑い日が続きますね

ビールが美味しい季節ということで、今日のテーマはビールでいきます

ビール然り、酒は嗜好品なんで、人によって好みがわかれます
現在市場は、様々なメーカー、銘柄、輸入物など多種多様です

ビール党が一同に集うと、ある種の討論のようなものが起き、ビール戦争が勃発しかねません!

自分はと言うと、いい意味でTPOによって飲み分けています
悪い言い方すれば、雑食(雑飲)、何でものみます

最近は、発泡酒・第3のジャンルも、おいしいと思えるものが増えて来ていますし

今は各メーカー揃って、高い技術力で、クオリティの高い商品が生み出されてるので
よほど、ずさんな管理や提供方法でない限り、おいしいビールばかりで、悩みますね

やはり、「好み」の一言に尽きますが、今日はベルギーのホワイトビールをご紹介します


ヒューガルデン・ホワイト

国内のベルギービールでは一番人気がある銘柄です
ベルギービール入門にもぴったりの一本

フランス料理店や、和食店でも一般的にオンリストされており、繊細な料理ともぴったりの味わい

ドライ系がお好きな方には少し物足りないかもしれませんが、大変爽快で美味しいビールです

原材料にミネラル豊富な水、大麦モルト、小麦、ホップ、の他に
コリアンダーやオレンジピール(オレンジの乾皮)等のスパイスを使用し
「フレッシュ&フルーティー」な味わいが楽しめます

肉類よりは、魚貝料理と相性が良いと思います

キリッと冷やして、一杯どうですか?

2011年7月7日木曜日

七夕

生憎の雨ですが、今日は七夕

七夕に降る雨を「洒涙雨(さいるいう)」といい、織姫と彦星が流す涙だと伝えられています
(酒と泪と男と女、・・・・河島英五!!!)


そう言えば、ヨーロッパではシャンパンの中には星が宿ると言われているそうです

天の川が見えそうもない今日は、代わりにシャンパングラスを傾ける
そんな大人の七夕をいつか過ごしてみたい・・・



【Champagne/シャンパーニュ】


モエ・エ・シャンドン・ブリュット・ロゼ・アンペリアル
                5,204円

「完成度、豊かさ、そしてダイナミック・・・。一貫してこの3つにこだわった味わいが、モエのスタイルで、口あたりから喉ごし、後味、五感を揺さぶり続けるダイナミックな感動がモエの醍醐味」



グラスに注ぐと、フルーティでまるで野いちごのような香り
口に含むと、生き生きとしてはっきりした果実味と、
やわらかな喉ごしや、力強い存在感が広がってきます

では、素敵な七夕の夜を!

2011年7月4日月曜日

ロック


暑い・・・
自分もビール三昧です。

ワインも紹介しづらい季節ですが、最近巷ではこういう飲み方もあります。

『ロゼ・オンザロック』
字の通り、ロックで飲みます。

キリッと冷やして、度数も下がり、さっぱり涼しく
節電の夏ですから、ワインもこういう工夫で美味しく頂けます。

甘みのある白やロゼ、赤だとタンニンの少ないボージョレなどが
ロックには適していると思います。

南仏などでは、ポピュラーな飲み方ですが、
高いワインはNG
比較的安価で、カジュアルなものが良いでしょう。


ロゼ・ダンジュー



■原産国/フランス、ロワール
■生産者/ロワール・プロプリエテ
■原産地呼称/A.O.C.ロゼ・ダンジュ
■タイプ/ロゼ・やや甘口
■葡萄品種/グロロー100%
■ヴィンテージ/2009年
※淡いピンク色。花を思わせる香り。ほのかな甘みと酸味のバランスの良い一本。
チンジャオロース―、酢豚、海老のチリソースなどと好相性。
750ml/10.5度  1,050円


美味しく、涼しく、ロゼオンザロック

2011年6月29日水曜日

この夏はこれを


コカ・コーラより、1980年代に人気を呼んだ炭酸飲料『メローイエロー』が
11年振りに復活しました。

メローイエローは1983年より日本で発売開始。
懐かしいと思われる人も多いのではないでしょうか?
(僕も小学生の時、ふざけて一気飲みをして、プチゲロをした記憶があります・・・)


「なめらかな味わいのシトラス系炭酸」繋がりということで、スパークリングワインも一本紹介します。




ドメーヌデウアー クレマンドロワール

こちらも、柑橘系の果実味と旨味のある酸が特徴です。

わずか1haの畑に植わる樹齢25年以上のシャルドネ100%からできる贅沢なスパークリング。
ドメーヌ全体でビオディナミを実践。ロワールでは珍しいシャルドネ100%のクレマンです。

フレッシュ感とエレガントさが絶妙のバランス。
ミネラル豊かで、口の中ではじける泡が香りと味覚を引き立てます。
アペリティフとしても食事の時のワインとしても、どちらでも満足いただけるワインです。

『ワイン王国(料理王国社)27号』で、5人の一流ソムリエが大絶賛し、最高峰の満点五つ星を獲得。


どちらも、ゆったりとしたひとときを感じられます。

よく冷やしたスパークリングで、大人の夏を優雅にいくか
小学生の頃の夏休みを思い出して、メローイエローでいくか


でもこれだけ暑かったら、やっぱりビール飲んじゃいますね・・・


2011年6月24日金曜日

注目のドメーヌより

                           クローズ・エルミタージュ レ・ピエレル 2008



フランス、コートデュローヌ    3,150円
 
赤・フルボディ  シラー100%

 生産者のアルベール・ベルとその息子は、1990年にタン生産者組合から脱退して自分達の19haの畑から造られるワインを瓶詰めして市場に出すようになってから、大きく飛躍を遂げています。
 ロバートパカーJr氏がクローズエルミタージュの4つ星生産者と認めています。手摘みで除梗しないので、1年間熟成させフィルターを通さずにビン詰めされています。
 果実の熟れた香りや、かすかなピーマンの香りがあり、口当たりがソフトで果実味があふれています。この生産者のクローズ エルミタージュは並みの生産者のエルミタージュを上回るクオリティです。

夏はやっぱりビールやスパークリングですが、たまには趣を変えて、野性味溢れる肉料理とぴったりの北ローヌの赤ワインなんて如何ですか?

2011年6月18日土曜日

三本の矢

ジゴンダス ビュルル 2009

グルナッシュ80%、ムールヴェドル20%    3,675円

オレンジ色のラベルと共にエドモン ビュルルの名を世に知らしめたワインがこのAOCジゴンダス。

約70年の樹齢のグルナッシュから、収穫量を35hl/haに抑え、手摘みして除梗はしません。また、ろ過も清澄もされていません。

色濃く、胡椒のようなスパイシーな香りがあり、しっかりとしたタンニンのある凝縮したワインです。

ジゴンダス村の紋章が浮き彫りになった重厚感のあるボトルに詰められています。


残念なことに、エドモン・ビュルル氏は2003年にこの世を去りました。

伝説的な1989年ジゴンダスを父とともに造り上げた長男が、

2005年ヴィンテージからワイン造りに参加したそうです。

こうして、息子三人の『新生ビュルル』は、父のスタイルを保ちながら、

息子たちの努力が味わえるエドモン2世達の結晶です!

まさに3本の矢。父エドモンも、天国で息子たちを見守っていることでしょう。


明日は父の日。

この世のすべてのお父さん、毎日ご苦労様です。乾杯!!


2011年6月14日火曜日

アルザス・リースリング

よく、「アルザスワインは梅雨時に飲みたくなる」と言われます。
この時期のジメジメした感じを吹き飛ばしてくれる、そんなワインのご紹介です。

フランス白ワインの名産地アルザス地方。
ドイツとフランスの文化が融合し、他の産地には見られない特異なワインが誕生しています。

品質においては秀逸なワインを生み出す地域としても有名であり、
特に51箇所に及ぶグランクリュは、アルザスを代表するワインを生み出しております。

今回御紹介する“フランクシュタイン” アルザスの北から13番目のグランクリュです。
そこから産まれるこの自然派生産者のワインは
最上区画の畑から収穫されるため濃縮感ある仕上がりで、
ブドウ品種の熟度の高さがワインに表現されています。
この秀逸なグランクリュのリースリングを生み出す生産者は、「シャルル・エ・ドミニク・フレイ」
小さな村ダンバッハ・ラ・ヴィルにドメーヌを構える、家族経営の小さなドメーヌです。
フランクシュタインは、6億年以上前の優れた花崗岩を多く含む土壌構成となっており、
日当たりも良く恵まれた条件を持つグランクリュです。

ドメーヌのポリシーは「テロワールとワインを守る」
1997年よりエコセールに従い有機栽培を始め、現在はデメテールよりビオディナミの認定を取得。
さらにアグリキュルチュール・ビオロジック(AB認定)も、取得しております。

★評価歴
ビオワイン専門ガイド Les bonnes adresses du vin bio
◎最高評価のハートマーク4つを獲得(2004年ヴィンテージ)


リースリング・グランクリュ・フランクシュタイン 2009


■原産国/フランス、アルザス

■生産者/シルル エ ドミニク フレイ

■原産地呼称/A.O.C.アルザスグランクリュ

■タイプ/白・辛口

■葡萄品種/リースリング100%




※輝きがあり比較的淡い色調。アロマにはミネラルやハーブ、バラやユリなどの花等の中に、芝生や土の香りの様な癒しのニュアンスが感じられます。果実味は優しく控えめで、土の香りのような素朴さがあり、いぶした風味や柑橘系の風味がさりげなく口中に広がります。派手さやインパクトのある味わいではなくエレガントでワインの味を楽しめる最高評価のビオワインです。

750ml/13.5度(通常価格¥4200) 小売価格 3,780円

2011年6月4日土曜日

カオール

フランスの南西部のワイン、カオール入荷しました。

聞きなれない名前ですが、場所的にはピレネー山脈をはさんでスペインと国境を接している南西部。(ピレネー山脈には3000メートル級の山が連なっていて、自然の国境を形作っています)。

そして、西は波の荒い大西洋に、東は穏やかな地中海に面しています。


そして、なんと言っても、カスレ(インゲン豆と鴨肉の煮込み料理)、鴨モモ肉のコンフィ(鴨そのものの脂で煮て熟成させたもの)、フォア・グラなど、堂々たる代表的料理が盛りだくさん!!

そういった、濃厚でいてしつこくない、シンプルな料理たちを引き立てるワインです。
家庭で作る料理で言えば、胡椒を効かせた肉料理や、濃い味のホルモンなど・・・

自分も初めて飲んだのが、この「黒ワイン」 カオールでした。
個人的に思い入れの深いワインです。




クー ド キュヴェ カオール 2006

■原産国/フランス、南西地方

■生産者/シャトーコンベルラセール
■原産地呼称/A.O.C.カオール
■タイプ/赤・ミディアム
■葡萄品種/オーセロワ(コット)100%

マルベックらしいブルベリーのようなアロマにスミレやブラックチェリー、ハーブやミネラルなどが感じられます。口中では非常にエレガントでキメの細やかなタンニンが印象的。凝縮した果実味を干しアンズのような柔らかい酸が支えバランスが取れており、醸造からくる特別な味わいは無いもののテロワールの特性とも言える、独特のハーブの風味が余韻にも感じられます。

                      750ml/13度  小売価格 2、970円





カオール シャトンデュセードル 2008

■原産国/フランス、南西地方

■生産者/シャトーデュセードル
■原産地呼称/A.O.C.カオール
■タイプ/赤・フルボディ
■葡萄品種/マルベック80%、メルロ20%

4人の生産者と共同で造っています。葡萄はプュイ・レヴィック村とルイゼッシュ村からのもので、4人の生産者はフェラージュのアドヴァイスに従って各自が畑仕事をしています。セラーでの作業やブレンドなどは、フェラージュが行っています。28℃で発酵、100%タンクで12ヶ月間熟成させます。ジューシィで熟したほどよいタンニンがあります。

750ml/13度  小売価格 1,680円

2011年3月29日火曜日

ニノの笑顔

リュリー ラ・バール・ブラン 2008


フランス ブルゴーニュ地方 コート・シャロネーズ地区


リュリー村 A.O.C.リュリー

生産者 ドメーヌ・ニノ Domaine Ninot

ブドウ品種 シャルドネ 100%    2,610円


笑顔のステキな女性の造る、丸みがあって上品なブルゴーニュワイン。

コンセプトは「ブルゴーニュの伝統と最新の醸造学との融合(マリアージュ)。

バランスよく、フルーティな味わいの白ワインです。 
 
アルコール度数13% 飲み頃温度 12~14度
 
 
なお、ピノノワール100%で造られた、リュリー・シャポニエール・赤 2006も御座います。



一日でも早く、笑顔を取り戻せますように・・

2011年3月12日土曜日

地震大国の住人

平和すぎて、少し忘れていました。


天災の恐ろしさと、人間の無力さを。

友の事を思い、身を切り裂かれる思いです。

自分にできる事。

募金、寄付、ボランティア、献血・・・

一人一人がそういう考えで、この事態に立ち向かわなければ。






二本とも、フランス・ボルドーの赤ワインです。

右:レ・ミュレイユ ¥893 

メルロー主体でミディアムボディ 

左:シャトー・メーヌ パルガード ¥998

カベルネ・ソーヴィニヨン主体でフルボディ


この価格帯では、最高品質、バランス良く仕上げられております。

どのような料理にも合わせやすい万能タイプのワインです。

ペッパーステーキ、焼肉、タレの焼き鳥など、抜群の相性。



災厄がより小さく、復旧がより早くと、願うばかりです。

2011年2月18日金曜日

酒屋はつらいよ

自分が働く酒屋のある、こちら敦賀では、少しずつではありますが、

雪もとけてきて、もうすぐ春だな・・・といった感じです。



寒いと、いろんな面で億劫になりがちですが、

暖かくなってくると、反動なのか、なんかやらなくちゃ・・と俄然やる気になります。

(自分だけかもしれませんが・・・その後は五月病で、少しブルー・・)


この季節、、子供たちは、新しい学校や、保育園に行く準備をしたり、

就職をきめたフレッシュマンがいたり、動物が冬眠から覚めたり、新芽が息吹いたりと・・


街全体が、新しい事に踏み出すエネルギーに満ちているようで、

私も頑張らねばと、勇気をもらうのです。。



どの業種も、大変な時代ではあります。

酒屋も、販売不振、飲酒運転の罰則強化、価格競争、免許緩和、後継者不足、など、

問題山済み・・・


でも、あきらめず、打開策を探し、常に前を向いて、頑張らねば・・ですね!

100年続くこの酒屋、潰すわけにはいきません(笑)

きっと、春は、やってくるのですから。




さて、酒屋のブログですから、きっちり紹介もさせて頂きます^^

今日は、しっかり旨い、飲みごたえのある、2000円前後のワイン、2本です。



          ~上品さを表現したワイン~

  コート・シャロネーズ・レ・ロジェー 2008


            フランス ブルゴーニュ

 タイプ:白 辛口  ¥1,980

レモンやグレープフルーツなど柑橘系の香りと共に

スイカズラの花や、サンザシのニュアンス。

余韻にアニスの風味。

上質でいて、シャルドネの上品さを表現した一本。

白身魚以外に、鶏や豚肉にも合わせやすい。

品種:シャルドネ100%





 
      ~奥ゆかしさとエレガントさ~


     アルミレス 2008

            スペイン トロ

 タイプ:赤 ミディアム ¥2,250

完熟したフランボワーズなどのフルーツのアロマ。

ミントやルバーブ、ブラックペッパー、東洋系のスパ

イス、小さな花のニュアンス。優しいタッチの飲み口。

直訳すると、「乳鉢」。まさに、果実をすり潰しエキス

を抽出した味わい。

品種:テンプラニーリョ100%   


・・・御来店ありがとうございます。またのお越しを。

2011年2月14日月曜日

時には贅沢して、美味しいワインを

今日は、バレンタインデー。

自分は、今年小学生になる娘に、チョコレートをもらいました。

朝から、ハイテンションで、

「パパ食べて、早くたべて、手紙も、早く読んで!」って。


・・・幸せになれる、いい文化ですね。




バレンタインというと、

中学生の頃、何回も下駄箱を確認したり、

無駄に放課後残ったりしていた事を思い出します。。


友達に、「おまえ何個もらった?」って聞かれて、

母親の分もカウントしたことを思い出して、何故か切なくなりました・・・・


多分皆さんも、それぞれの思い出があるのでしょう。

そう振り返るのも、素敵な事だと思います。


さて、ワインも、人と同じように、歴史があり、背景のある飲物です。

今回の紹介は、2001年のワインですが、

十年前、自分は、自分達はこうだったとか、何をしていた、何処にいた、など、

飲む時に、一緒に振り返る事の出来る、唯一の飲物だと思います。


忙しい毎日のなかで、たまにはグラスを傾けて、

ゆっくりそういった思い出話など、如何でしょうか?

 
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2001年 ¥2,650


AOCサンジュリアン 格付3級シャトーラグランジュのセカンド

カベルネ・ソーヴィニョン65%、メルロ28%、プティヴェルド7%


シャトーの歴史は、中世にさかのぼるまで古く、まさにボルドーの名門。

1983年より、サントリーが所有して以降、品質はめざましい発展を遂げています。

セカンドとはいえ、ラグランジュのポテンシャルはそのままに、トラディショナルで、

円熟味が増し、落ち着きのある味わいになっております。


セカンドの利点として、早く熟成するという事がありますが、このワインもまた、

徐々に飲み頃をむかえつつあり、「早く抜栓を」、と言っているようです。


香りの要素は、ブラックチェリー、カカオ、エスプレッソ、スーボワ、

かすかにメルロ由来のトリュフなど、複雑で奥深いです!

ボルドーのグランクリュにみられる、程よく熟成したワインのニュアンスを感じる事が出来ます。

タンニンも溶け始め、ねっとりとして、リッチな印象。

柔らかい酸味も、味わいに奥行きを与えています。


熟成したワインの飲み頃に関しては、個人差があり、好みだとは思いますが、

今ちょうど、飲みごろの中間あたりで、決してはずさないと思います。

今の季節ですと、購入して2日、常温(暖房して、16~18℃前後)の部屋で、立てて置いておくと、

滓が下に沈み、温度も(液温で15℃から16℃)いいと思います。



合わせられる料理は、幅広く(写真は、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み)、

すき焼き、焼鳥のレバー、ラム肉、ウナギの蒲焼きなんかが、お薦めです。

味の強い有機野菜のソテーなども、お互いを引き立て合うと思います。


セラーで大切に育てたワインです。

ちょっと贅沢して、美味しいワインを、という時に如何でしょう?

2011年2月7日月曜日

一押しの赤ワイン

雪も、少しずつとけ始め、冬の終わりといった感じです。

我が家は、大人全員が風邪をひいてしまうという、大事態・・・・

子供たちだけが、元気に暴れまわっております!


さて今日は、「1000円台で、美味しい赤ワイン」が、テーマです。


赤ワインには、いくつかのブドウの品種を使って、複雑性をだす、

‘アッサンブラージュ’というスタイルがありますが、今回ご紹介の2本は、

品種個性の分かりやすい、シンプルでいて奥深い、単一品種です。

故に、ごまかしの効かない、真っ直ぐな美味しさであると言えるでしょう。



ロロン・エ・フィス ¥1,880
適度な酸とバランスの良い果実味。イチゴ、フランボワーズ、紅茶などの華やかな香り。

ピノノワール100%  ミディアムボディ  フランス・オーベルニュ地方 12~14℃

一般的な赤ワインより少し冷やし気味の方が、香りのニュアンスをとらえやすいです。

写真は、コックオーヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)ですが、

その他、鶏肉料理との相性も良いでしょう。

鉄分やみずみずしさのニュアンスから、

マグロ赤身のお刺身も絶対、はずさないはず。

良くわからないピノノワール飲むなら、是非一度飲み比べて欲しい一本です。

ヴァンドペイですが、ピノ好きも気に入る、かなりの実力を秘めたワインだと思います。




エストラテゴ・レアル・ティント ¥1,276
熟した黒い果実の香り、チョコレート、木苺のアロマ。黒胡椒やスターアニス。

なめらかなタンニン、滑らかな酸、豊かな果実味のバランスがよい。

テンプラニーリョ100%  フルボディ  スペイン・リオハ地方  15~16℃

相性の良い料理に関しては、相当広い守備範囲をもっています。

家庭で作る牛肉料理、ハム、豚肉など、ほぼ何にでも合わせられるでしょう。

自分が知るなかでは、№1のコストパフォーマンスです!


これからも、安くておいしい、満足度の高いワインを探し、揃えて参ります。

ご家庭で是非、気軽に、本物を。

2011年2月5日土曜日

ベルギービール


居酒屋いって、

とりあえず『ビール』っていうのよく聞きます。

自分も言いますし・・・



ビールは、消費量でいえば、アルコール類で、

清酒を抑えて、堂々の1位です。

それだけよく飲まれるこの、ビール。

ゴクッゴクッと、喉をならすように飲むのが、日本式ならば、

ベルギーでは「1 hour Beer」 という言葉があるように、

時間をかけて、ゆっくり飲まれる事が多いようです。

 
                                                                                          

               今日は、そんなベルギービールのご紹介です。

      
  
ホップや大麦麦芽に、拘らず、ハーブや
       
スパイス、フルーツなどの材料で
    
バラエティに富んだビール造りをしております。



自然酵母の使用や、宗教的背景も関係し、

また、聖杯型のグラスなどは、タイプや、

種類に応じた形が存在します。

      
      



そう聞くと、カテゴリー的には、

すごくワインに似ていますね?



ワイン同様、熟成を楽しむ事も出来ますし、

外観や香り、味わいを感じる事もできる、

すごく魅力的なビールです。



たまには趣をかえて、このビールと共に、

ゆったりとした時間を過ごすのは

如何でしょう?

      
                                                 写真は、カルボナードという料理です。
       
   
本来、ベルギービールと、

たっぷりの炒め玉葱で、

牛肉を煮込むものですが、

前の日に飲み残したビールでも、

美味しく作る事ができます。



    こんな料理もまた、ベルギービールとの相性は最高なのです・・・    
   


かたやま酒店では、ベルギービールをはじめ、さまざまな輸入ビールを揃えております。

ワイン通の方も、ビール好きな方も、喜んで頂けるのではと、考えております。


2011年2月2日水曜日

ビオワイン


毎日の雪かきで、筋肉痛と闘う今日この頃・・・

ほんとうに、早く春が来てほしいものです。


寒い日が続くので、疲れて帰って、燗酒・・・と言う人も多いのではないでしょうか?

そこで、体にやさしい、そして飲み疲れない、そんなワインの紹介です。



最近、「ビオワイン」っていう言葉を、よく耳にします。

定義は様々ですが、要は、有機農法のぶどうで造ったワインってことです。

詳しくは、ビオロジック、ビオディナミに分類されますし、自然派、

またはヴァンナチュールとも呼ばれます。


生産者が、自然や、ブドウが育つ大地を、素直にストレートに表現したワインです。

添加物、酸化防止剤等を使わない、または極力使っていない為、

一般的に、色が薄いですが、果実味が非常に濃いのが特徴です。

ノンフィルターだったりして、にごっているものもありますが、旨みのあるワインが多いです。

飲み過ぎても二日酔いがないとか・・・嬉しいじゃないですか!


かたやま酒店では、このワインを入荷しています。



アトゥラ  フランス、南仏のビオ。

「Natural」の前後をとって、ATURA。

白は、シトラス、ネクターなどのアロマ、

スモーキーなミネラル感。

赤は、チェリー、カシス、スイートスパイス。

赤白共に、クリアーでモダンながら、リッチな印象。


だしの素でつくったお吸い物の後に、昆布と鰹節でとったお吸い物を、飲んだような、

缶詰めなんかの、人工的なエキスを使用したソースと、

既製品を使わず、全て手作り、無農薬の食材で作ったソースを食べ比べたような、

味わって初めて、気が付く、純粋な美味しさに、相通じるものがあります。


きっと衝撃をうけるはず、です。



これは、有機野菜のグレッグです。

無駄なものを加えず、

素材の美味しさをフルに生かした料理です。


・・・ビオワインと、考え方は同じでした。



その他、ビオ取り揃えております。興味のある方、是非お越し下さい。

2011年2月1日火曜日

ヴィノカカオ


アジアカップも終わり、北陸を襲う大雪も何とか、一段落・・・
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

かたやま酒店も、店内を模様替えし、気を引き締めて、2011年も頑張って参ります。

お酒を通して、お客様とコミュニケーションをとり、皆さまに愛される店作りを目指します。



さて、早いもので、もう2月・・・

で、バレンタインデーですね。

この行事、酒屋とは、縁遠いとお思いかもしれませんが、そんな事も無いんです。

ワインが好きな男性に、チョコレートのニュアンスのある赤ワインなんかを

送ったりっていうのも、変化球で、きっと喜ばれると思います。


で、こんなワインもあります。



ヴィノカカオ          見た目は、ボルドーワインですが、

フランス人ショコラティエの、フランク・モプエ氏が造り出したチョコレートワインです。

毎年、御好評頂いている商品で、グランメゾンでも登場したりしています。

まさに、チョコレートを食べながら、ボルドーワインを飲んだような、味わい。


通常のワインのように、食後酒として、15度くらいで飲んで頂いても、結構ですし、

バニラアイスクリームにかけても、ベリーと合わせても、相性抜群です。

または寒い夜には、温めてお飲み頂いても、良いんではないでしょうか?

スパイスや、オレンジなんか効かせてやると、より楽しめると思います。

こんな感じで、フルーツスープにしても、最高です。



長くなりましたが、またこれからも、お酒を中心に、料理や音楽、子育てなど(笑)、

いろいろな話題をお届けしようと考えております。

なお今回から、ブロガーチェンジしました、息子です。宜しくお願い致します。