2011年6月29日水曜日

この夏はこれを


コカ・コーラより、1980年代に人気を呼んだ炭酸飲料『メローイエロー』が
11年振りに復活しました。

メローイエローは1983年より日本で発売開始。
懐かしいと思われる人も多いのではないでしょうか?
(僕も小学生の時、ふざけて一気飲みをして、プチゲロをした記憶があります・・・)


「なめらかな味わいのシトラス系炭酸」繋がりということで、スパークリングワインも一本紹介します。




ドメーヌデウアー クレマンドロワール

こちらも、柑橘系の果実味と旨味のある酸が特徴です。

わずか1haの畑に植わる樹齢25年以上のシャルドネ100%からできる贅沢なスパークリング。
ドメーヌ全体でビオディナミを実践。ロワールでは珍しいシャルドネ100%のクレマンです。

フレッシュ感とエレガントさが絶妙のバランス。
ミネラル豊かで、口の中ではじける泡が香りと味覚を引き立てます。
アペリティフとしても食事の時のワインとしても、どちらでも満足いただけるワインです。

『ワイン王国(料理王国社)27号』で、5人の一流ソムリエが大絶賛し、最高峰の満点五つ星を獲得。


どちらも、ゆったりとしたひとときを感じられます。

よく冷やしたスパークリングで、大人の夏を優雅にいくか
小学生の頃の夏休みを思い出して、メローイエローでいくか


でもこれだけ暑かったら、やっぱりビール飲んじゃいますね・・・


2011年6月24日金曜日

注目のドメーヌより

                           クローズ・エルミタージュ レ・ピエレル 2008



フランス、コートデュローヌ    3,150円
 
赤・フルボディ  シラー100%

 生産者のアルベール・ベルとその息子は、1990年にタン生産者組合から脱退して自分達の19haの畑から造られるワインを瓶詰めして市場に出すようになってから、大きく飛躍を遂げています。
 ロバートパカーJr氏がクローズエルミタージュの4つ星生産者と認めています。手摘みで除梗しないので、1年間熟成させフィルターを通さずにビン詰めされています。
 果実の熟れた香りや、かすかなピーマンの香りがあり、口当たりがソフトで果実味があふれています。この生産者のクローズ エルミタージュは並みの生産者のエルミタージュを上回るクオリティです。

夏はやっぱりビールやスパークリングですが、たまには趣を変えて、野性味溢れる肉料理とぴったりの北ローヌの赤ワインなんて如何ですか?

2011年6月18日土曜日

三本の矢

ジゴンダス ビュルル 2009

グルナッシュ80%、ムールヴェドル20%    3,675円

オレンジ色のラベルと共にエドモン ビュルルの名を世に知らしめたワインがこのAOCジゴンダス。

約70年の樹齢のグルナッシュから、収穫量を35hl/haに抑え、手摘みして除梗はしません。また、ろ過も清澄もされていません。

色濃く、胡椒のようなスパイシーな香りがあり、しっかりとしたタンニンのある凝縮したワインです。

ジゴンダス村の紋章が浮き彫りになった重厚感のあるボトルに詰められています。


残念なことに、エドモン・ビュルル氏は2003年にこの世を去りました。

伝説的な1989年ジゴンダスを父とともに造り上げた長男が、

2005年ヴィンテージからワイン造りに参加したそうです。

こうして、息子三人の『新生ビュルル』は、父のスタイルを保ちながら、

息子たちの努力が味わえるエドモン2世達の結晶です!

まさに3本の矢。父エドモンも、天国で息子たちを見守っていることでしょう。


明日は父の日。

この世のすべてのお父さん、毎日ご苦労様です。乾杯!!


2011年6月14日火曜日

アルザス・リースリング

よく、「アルザスワインは梅雨時に飲みたくなる」と言われます。
この時期のジメジメした感じを吹き飛ばしてくれる、そんなワインのご紹介です。

フランス白ワインの名産地アルザス地方。
ドイツとフランスの文化が融合し、他の産地には見られない特異なワインが誕生しています。

品質においては秀逸なワインを生み出す地域としても有名であり、
特に51箇所に及ぶグランクリュは、アルザスを代表するワインを生み出しております。

今回御紹介する“フランクシュタイン” アルザスの北から13番目のグランクリュです。
そこから産まれるこの自然派生産者のワインは
最上区画の畑から収穫されるため濃縮感ある仕上がりで、
ブドウ品種の熟度の高さがワインに表現されています。
この秀逸なグランクリュのリースリングを生み出す生産者は、「シャルル・エ・ドミニク・フレイ」
小さな村ダンバッハ・ラ・ヴィルにドメーヌを構える、家族経営の小さなドメーヌです。
フランクシュタインは、6億年以上前の優れた花崗岩を多く含む土壌構成となっており、
日当たりも良く恵まれた条件を持つグランクリュです。

ドメーヌのポリシーは「テロワールとワインを守る」
1997年よりエコセールに従い有機栽培を始め、現在はデメテールよりビオディナミの認定を取得。
さらにアグリキュルチュール・ビオロジック(AB認定)も、取得しております。

★評価歴
ビオワイン専門ガイド Les bonnes adresses du vin bio
◎最高評価のハートマーク4つを獲得(2004年ヴィンテージ)


リースリング・グランクリュ・フランクシュタイン 2009


■原産国/フランス、アルザス

■生産者/シルル エ ドミニク フレイ

■原産地呼称/A.O.C.アルザスグランクリュ

■タイプ/白・辛口

■葡萄品種/リースリング100%




※輝きがあり比較的淡い色調。アロマにはミネラルやハーブ、バラやユリなどの花等の中に、芝生や土の香りの様な癒しのニュアンスが感じられます。果実味は優しく控えめで、土の香りのような素朴さがあり、いぶした風味や柑橘系の風味がさりげなく口中に広がります。派手さやインパクトのある味わいではなくエレガントでワインの味を楽しめる最高評価のビオワインです。

750ml/13.5度(通常価格¥4200) 小売価格 3,780円

2011年6月4日土曜日

カオール

フランスの南西部のワイン、カオール入荷しました。

聞きなれない名前ですが、場所的にはピレネー山脈をはさんでスペインと国境を接している南西部。(ピレネー山脈には3000メートル級の山が連なっていて、自然の国境を形作っています)。

そして、西は波の荒い大西洋に、東は穏やかな地中海に面しています。


そして、なんと言っても、カスレ(インゲン豆と鴨肉の煮込み料理)、鴨モモ肉のコンフィ(鴨そのものの脂で煮て熟成させたもの)、フォア・グラなど、堂々たる代表的料理が盛りだくさん!!

そういった、濃厚でいてしつこくない、シンプルな料理たちを引き立てるワインです。
家庭で作る料理で言えば、胡椒を効かせた肉料理や、濃い味のホルモンなど・・・

自分も初めて飲んだのが、この「黒ワイン」 カオールでした。
個人的に思い入れの深いワインです。




クー ド キュヴェ カオール 2006

■原産国/フランス、南西地方

■生産者/シャトーコンベルラセール
■原産地呼称/A.O.C.カオール
■タイプ/赤・ミディアム
■葡萄品種/オーセロワ(コット)100%

マルベックらしいブルベリーのようなアロマにスミレやブラックチェリー、ハーブやミネラルなどが感じられます。口中では非常にエレガントでキメの細やかなタンニンが印象的。凝縮した果実味を干しアンズのような柔らかい酸が支えバランスが取れており、醸造からくる特別な味わいは無いもののテロワールの特性とも言える、独特のハーブの風味が余韻にも感じられます。

                      750ml/13度  小売価格 2、970円





カオール シャトンデュセードル 2008

■原産国/フランス、南西地方

■生産者/シャトーデュセードル
■原産地呼称/A.O.C.カオール
■タイプ/赤・フルボディ
■葡萄品種/マルベック80%、メルロ20%

4人の生産者と共同で造っています。葡萄はプュイ・レヴィック村とルイゼッシュ村からのもので、4人の生産者はフェラージュのアドヴァイスに従って各自が畑仕事をしています。セラーでの作業やブレンドなどは、フェラージュが行っています。28℃で発酵、100%タンクで12ヶ月間熟成させます。ジューシィで熟したほどよいタンニンがあります。

750ml/13度  小売価格 1,680円